collabore

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オリジナルデザインへの挑戦20坪の小さな作業場からスタートしたのが1998年2月でした。美しいデザイン、質の高い家具を作ることだけに専念し、コツコツと作り続けてきました。様々なスタイルを恐れることなくミックスして、巧みにアレンジする日本人独特のバランス感覚を大切にデザインしていこう、モダンでもあり、クラシックでもある、東洋的でもあり、西洋的でもある、わたしたちが目指したオリジナルデザインです。
そして、時間やジャンルに縛られない普遍性、中庸性を持った家具が愛される条件になると考えました。そんな想いではじめた工房でしたが、実際に形にしたり、お客様に感じ取ってもらうのは容易ではありませんでした。今でもまだ完成にたどり着けていませんし、これからも自分たちが目指すオリジナルデザインへの挑戦は続いていきます。

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さまざまな試行錯誤

これまでたくさんのお客様からのご依頼をいただき思いを形にする作業を積み重ねることができたと思っています。お客様の要望を特注品として最高の形で表現することがプロの仕事ですが、そこに自分たちのデザインに対する考えも合わせることができました。そして特注品を作ることから定番品、オリジナルデザインが生まれてきました。
「和の空間、洋の空間どちらにも調和する」、「以前からここにあったような出しゃばらない、さりげない主張をする」などわたしたちが大切にしているデザインアイデンティティにご理解あるお褒めの言葉をいただけた時やデザイン面だけではなく、「触ったときの感覚が吸いつくようだ」、「ディテールの仕上げが美しい」などつくりの質についても感動していただけた時、製作者として最高の喜びを味わうことができます。
人を感動させられる家具とは?長く愛される家具とは?デザインの追求のみならず製作の形態についても試行錯誤がありました。神奈川県秦野市からスタートして4年後に藤沢市辻堂に移転したのは製作規模、設備の拡充が目的でした。移転拡充によってたくさんのお客様との素晴らしい出会いがあり、数多くの家具をお納めすることができました。
しかし、その一方で、製作体制の拡大により、新たなデザインの創造や個々のお客様のご要望に応じて、きめ細かく作り上げるというコラボレの大切な精神が薄れてしまったこともありました。
このとき第二の転換点を迎え、現在の寒川町に2013年に移転しました。この町は緑豊かで時間の流れが緩やかで、とても落ち着いた環境です。時間を忘れてしまうことすらあります。この場所から、より質の高いものづくりを続けていきたいと考えています。

技術力とデザインに
対する高い意識

現在コラボレでは木材を選び加工する作業から手仕事による仕上げ、塗装工程まで、ひとつの製品をひとりの製作者が責任を持って製作しています。その技術力とデザインに対する高い意識がコラボレの製品に高い品質を与えています。
家具は暮らしの一部であり脇役ですが名脇役でありたいと考えています。暮らしの中にふと幸せを感じられる時間、そんな時間をコラボレの家具から感じていただければと思っています。

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